アップアップガールズ(2)が、2020年1月7日に発売する大森靖子作の両A面ニューシングル「世界で一番かわいいアイドル/し・て・る・も・ん」のリリースイベントを、12月22日(日)に東京・タワーレコード八王子店で開催した。イベントでは、2020年に大きく羽ばたくためにもニューシングルの売り上げ1万枚を目指そうという新企画『#アオハル10000』が発表された。
リリースイベント初日、会場には多くのファンが詰めかけた。アプガ(2)のメンバー8人は、つんく♂サウンドプロデュースのシリアスなダンスチューン「Be lonely together」でライブの幕を開ける。そして、ニューシングルから大森靖子作のかわいいポップチューン「世界で一番かわいいアイドル」を歌唱する。キャッチーな「パジャマ DE タンテボー」でファンとともにタオルを回し、ハードなロックナンバー「ワッチャウッ!!」で激しいパフォーマンスを見せて会場を熱くした。
ここでリーダーの高萩千夏が、11月12日に初のアルバム『アオハル1st』を発売した際に行った企画『#アオハル2500』で、見事2500枚という売り上げ目標を達成できたことへの感謝をファンに伝える。続けて「2020年一発目に、1月7日にニューシングルをリリースするということで、今回はメンバーで新しい企画を考えました。今回のシングルでは1万枚を売り上げ目標にしたいと思います」と声を上げた。
吉川茉優が、新企画のタイトルが『#アオハル10000』であることを告げる。さらに吉川は、新企画の経緯を語っていった。「前回の『#アオハル2500』の目標達成したご褒美でフリーワンマンライブを開催させていただいたんですけど、そのときに(タワーレコード代表取締役社長、T-Palette Records代表の)嶺脇社長さんとお話しさせていただいたんです。“次のシングルの目標どうするの?”と聞かれて、みんなで“1万枚売ります!”って言ったんですよ。それを、ちゃんとスタッフさんも考えてくださって今回の企画になりました。1万枚という目標達成するために、8人とみなさんとがんばっていきたいなと思います」と説明した。
ここで、T-Palette Recordsのスタッフが壇上に上がり、新企画についてが語られた。「弊社社長の嶺脇からも、会社としても1万枚売れるアーティストは推し方が変わるという話が出ました。ちなみに今までアプガ(2)で一番売れたのは、5枚目のシングル「かかってきなさい」がリリース期間終わりに約7500枚達成しております。アプガ(2)は、今ファンの方々も増えてきて、メンバーのみなさんもパフォーマンスに自信がついてこれからどんどん伸びていけるタイミングだと思います。そういうことがあって、メンバーとも1万枚でいきましょうという話になりました。この目標を達成して、グイグイアップアップしていきたいと思っております」と語った。
詳細は、リリースイベント最終日の来年1月13日までの間の、リリースイベント会場と店頭での販売数、イベント会場での販売数が企画の対象。そして、1万枚目標を達成した際のご褒美は、前回よりもさらにパワーアップ。1つめは、フリーワンマンライブ開催。2つめは、タワーレコードが毎月発刊しているbounceでの今までにない熱い展開(別冊、アプガ(2)だけの特集号、bounceの表紙などを検討)。3つめが、次回のリリース時にタワーレコード渋谷店の外に大きな看板が出るというもの。今までにない推しっぷりに、メンバーも“ヤバいヤバい”の声を上げる。
衝撃のご褒美の内容を受けて、吉川が改めて新企画への思いを語っていった。「私たち、今3年目なんですよ。メンバーの人数も増えて、たくさんのシングルやアルバムを出させていただいて、いろんなメディアにも取り上げていただいています。1万枚って数字は、ほんとはすぐに超えなきゃいけない壁だと思うんです。でも、私たちはまだその壁を超えられてない現状があります。なので、こうやってみんなで目標を立てました。その目標に向かってまずはメンバーが一番がんばって、たくさんの方にアプガ(2)を知ってもらえる2020年にしたいと思います。そのためには、みなさんの応援が必要不可欠です。私たちの原動力となってくださるみなさんの力を、少しでも貸していただけたらほんとにうれしいです。この『#アオハル10000』という企画を、みんなで絶対成功させましょう! 応援よろしくお願いします!」と声を上げると、観客から拍手が送られた。
そして、鍛治島彩がイベント最後の曲、ニューシングルからの「し・て・る・も・ん」を紹介。「この曲は大森靖子さんワールド全開で、私たちメンバーそれぞれにフィットする歌詞がふんだんに散りばめられてる曲です。『#アオハル10000』で、推し方改革を起こすためにも、今日のみなさんの最大の声を聞かせてください!」とシャウトし、「し・て・る・も・ん」が披露された。中川千尋、佐々木ほのかの中学生メンバーによる必殺のセリフ“お兄ちゃん!”も飛び出す弾けた賑やかなパーティーチューンで、会場は大きな盛り上がりとなった。
最後に高萩が「『#アオハル10000』という企画が発表されました。前回のアルバムのとき以上に、ニューシングル「世界で一番かわいいアイドル/し・て・る・も・ん」のCDをたくさんの方に手に取ってもらって、アプガ(2)をたくさんの人に届けていきたいと思っています! ぜひ応援よろしくお願いします!」と述べ、ファンに深々とお辞儀をしてイベントはフィニッシュとなった。
2020年の本格的なブレイクを心から目指すアプガ(2)。結成3年目も半分以上を経過し、彼女たちはリアルに結果を残さなければならない時期に入ってきている。大きな壁の1万枚という目標を達成できるのか!? 推し方改革は実現するのか!? 新企画『#アオハル10000』の動向、アプガ(2)正念場の戦いに注目しよう。
Comments