7 人組アイドルグループ、アップアップガールズ(仮)が、2 月25 日、東京・AKIBA カルチャーズ劇場にて定期公演を開 催。3 公演目の『アップアップガールズ(仮)定期公演 119 回 〜アップアップガールズ(2)途中報告会〜』にて、アップ アップガールズ(2)“読み:あっぷあっぷがーるずかっこにき”の合格者が発表された。
アップアップガールズ(2)(以降、アプガ(2))は、昨年11 月8 日に行われた『アップアップガールズ(仮) 日本武道館超 決戦 vol.1』にて募集が発表され、同日にオーディションが開始。応募資格は、12 歳から23 歳の女性。ただし「夢を諦 められない人は参加資格が無くても応募は可」という応募要項のもと、集まった約750 名の中から4 名が選ばれた。ア プガ(2)は、アプガの妹グループとして活動していくことに。
公演は、アップアップガールズ(仮)(以降アプガ)のキラーチューン「アッパーカット!」を、メンバーが全力でパフォーマン スしライブがスタートした。続けて、スリリングな攻め曲「サバイバルガールズ」を披露。この2 曲は、アプガ(2)の最終審 査の課題曲となったナンバーだ。
ここから、アプガ(2)オーディション風景の映像が流れる。1 次審査、2 次審査を通過し、3 次審査に進んだのは13 名。 ライブ動画ストリーミングプラットフォームのSHOWROOM で配信した特別番組に出演し、自己紹介と特技を披露。その 後、2 週間に渡りやSHOWROOM で個人配信を行い自己アピール。3 次審査では、歌唱審査、レコーディング審査、フ ィジカル審査を実施。最終審査では、課題として、13 名が2 組に分かれ、「アッパーカット!」と「サバイバルガールズ」の 2 曲を、2 日間でマスターし披露することとなった。
そうしたハードな難関を乗り越え、見事、アプガ(2)の座を獲得したのは、高萩千夏、橋村理子、鍛冶島彩、吉川茉優の 4 名。ステージに登場した彼女たち、はそれぞれ合格した現在の思いと自分の特技をそれぞれ披露していった。
福島県出身の高萩千夏(19 歳)は、「今は、緊張で胃袋が飛び出そうですけど、でも、ここに立つことを想像してがんばってきたので、それが実現できてすごく幸せです。これからは、涙を流しながらしごかれていくと思うんですけど、ここまで来たからには、みなさんに千夏スマイルを届けていこうと思います!」と元気に挨拶。特技は、「私は食べることが大好きな ので、食べてるときの幸せな笑顔を届けたいと思います」と、ポケットからおにぎりを取り出しにこやかに頬張る。「おいしいです!」という声に、観客から温かい拍手が起こった。
東京都出身の橋村理子(17 歳)は、「ステージからこの光景を見るために、がんばって来たので、今日はうれしい気持ちでいっぱいです。私は、メンバーさん、2 期の中でも年下なので、みなさんにたくさん甘えてしまうところがあると思うんですけど、自分の力でどんどん上に昇りつめていきたいです」とフレッシュでいて力強くに語った。特技は、「フラフープを回 して「アッパーカット!」を歌おうと思うんですけど、マイクを持って歌うのは初めてなので、やさしい目で見てください」と口にする。歌いながらフラフープを回すも、途中でフラフープが落下。だが、サビまでしっかり歌いきる姿に、観客も大歓声を上げた。
千葉県出身の鍛冶島彩(17 歳)は、「私が合格してびっくりした人がたくさんいると思います。でも一番びっくりしたのは私でございます」と緊張気味に挨拶。続けて、「受かった方の中でも、実力も劣ってるほうなので、もっともっと追いつけ追いつけで…追いつけ追い越せで、自分を高めていかなきゃいけないと思ってます。目指すところがもっと上に向けるように、まずはまずは精神でがんばります」と、ナチュラルなボケっぷりな語りに会場は笑いの渦。さらに彼女は、鼻でリコーダーを吹くという特技、鼻リコーダーを炸裂させる。アプガの「チョッパー☆チョッパー」を鼻息で演奏し、観客の笑いと拍手を誘った。
そして、秋田県出身の吉川茉優(18 歳)は、「私は、今日合格だと知りました。ほんとに今ここでようやく合格したことを実感しています。このオーディション中に、ほんとにたくさんの方に応援していただきました。みなさんの期待に応えられるように、精いっぱいがんばっていきます」と力強く語る。彼女の特技は早口言葉で、「かえるぴょこぴょこを3 回続けていき ます」と宣言すると、見事に成功させ、会場から熱い拍手が送られた。 合格者4 名は、改めて今後の活動に向けて意気込みを語っていく。 吉川は、「これからがスタートだと思います。さらに上を向いてアップアップしていきたいと思います」。鍛冶島は、「みなさんに恩返しをします。そしてもっともっとこのグループを盛り上げられるように、精いっぱいがんばりますので、みなさん着いてきてください」。
橋村は、「アプガのメンバーさんと2 期生の3 人に、誰にも負けないくらいキラキラしたアイドルになれるようにがんばっていきます。そして、アプガさん、2 期のメンバー全員を盛り上げていけるようになりたいです」。
高萩は、「応戦してくださるみなさん、そして先輩方のみなさん、私は絶対に負けません!」と、早くも負けん気たっぷりのアプガスピリット全開でアピールした。
それを受けて、アプガメンバーの佐保明梨は、「やっぱり、みんなに空手では負けたくない!」と、2 期メンバーに空手黒帯の威信にかけた佐保らしい返答を繰り出した。 さらに、司会を務める上々軍団、鈴木啓太から、「社長が言ってましたが、今、2 期はアプガの妹分グループとしてやっていきますが、いずれは(仮)のみんなが(2)になる可能性もあるし、逆に(2)のみんなが(仮)になる可能性もあります」と衝撃の発表。これにはアプガメンバーも驚きの表情を見せる。さらに鈴木は、「アプガの4 月からの全国ツアーに、どこかでアプガ(2)が登場します」と、アプガ(2)の早期実践投入の可能性を示唆した。 アプガ(2)オーディションのナビゲーターを務めた、森咲樹は、「アプガはサプライズがつきものですし、やっぱりアプガのカンパニーに入ったからには、腹をくくってもらわなきゃと思います。正直、大変なことの方が多いのよぉ」と2 期メンバーにアプガのハードさを諭す。続けて森は、「でも私たちも、今の気を抜いてはいられないなって。6 年間この7 人のメンバーでやってきたけど、もしかしたらうちらが(2)になっちゃう可能性もあるかもしれないので。なので、お互い切磋琢磨し て、私たちも後輩に負けないようにがんばりたいと思います。これからアプガ(仮)、アプガ(2)の応援をみなさんよろしくお願いします」と、全11 人となって前進していくアプガ・プロジェクトの思いを口にした。
そして森が、「そんな私たちの進化と変化の意味を込めて、次の曲を歌いたいです」と述べると、最前列で2 期メンバー が見学する中、メンバー7 人で、エレクトロニックなダンスチューン新曲の「FLASH」を渾身のパワーでパフォーマンス。 弾けるように「!!!!!!!!」を歌ったあとは、佐藤綾乃が、「ここに集まってくれたみなさんと、(2)メンバーと、みん なでもっともっとひとつになれるように、この曲を歌います」と語り、「君という仮説」が披露された。会場全体が一体感に 包まれ、アプガの新たな一歩の始まりを告げるライブは幕を閉じた。
また、本公演前に行われた記者会見で、2 期メンバーの鍛冶島は、「2 期の4 人は面白い子ばかりなんです。(仮)さん に、もっと負けないようにもっと個性を出していきたいです」吉川は、「アプガさんよりも、私たち2 期で早く武道館に立ち たいです。3 年で行きたいです」と、闘志みなぎるコメントを語る場面も見られた。